当院で施行しているめまいの処置と検査
1.当院ではめまいの患者さんに対して、まず問診にて疾患の見当をつけます。
2.次いで耳を診て耳垢があれば除去します。
3.そして標準純音検査、チンパノメトリー(必要に応じ施行)、平衡機能検査(必要に応じてCCDカメラ使用)、重心動揺計検査を施行します。
3.そして標準純音検査、チンパノメトリー(必要に応じ施行)、平衡機能検査(必要に応じてCCDカメラ使用)、重心動揺計検査を施行します。
4.ほぼこれで完結しますが、頭の障害が疑われるときはREEVEER-PitEyeを用いた「眼球運動刺激及び眼球位置を検出する検査」で検出された波形により、頭の障害が関与しているかどうかの判断をします。
※これは2024年2月に福井県で初めて当院が導入した「VRの仮想空間を使って、指標を追跡する時の眼球の動きを見る検査」で、肉眼では見えない目の動きもこの機械を使うことで見ることができます。ゴーグルを装着しての検査で、所要時間は5~6分です。
REEVEER-PitEyeとは

「PitEye」とは、めまいをはじめとした内耳機能、平衡機能検査等に用いるVRを活用した眼球運動検査装置です。
ビデオヘッドインパルス検査(VHIT)を含む11種のめまい検査項目に対応しており、取り扱いも非常に簡単で、持ち運びも容易なため、診療所においても高度な検査が可能となりました。めまいの原因が耳なのか脳なのかの判別に有効です。
この結果、頭の障害が疑われた時は、福井県立病院や福井大学医学部附属病院などの脳神経内科へ紹介します。以前は頭の障害が疑われた時は頭部MRI検査施行目的も含めてすぐに大病院の神経内科へ紹介していましたが、紹介までにワンクッション置くことができるようになり、紹介数も激減しました。
ふらつきの原因が確定しない場合、あるいはふらつきが治らない場合
5.めまいの症状のなかでも、ふらつきの原因が確定しない場合、あるいはふらつきが治らない場合は、上咽頭炎の存在を確認して、上咽頭炎があればBスポット治療と翼口蓋窩神経節刺激法を施行して自律神経を整えます。
以前、福島県の方から「めまいで耳鼻科に受診したら上咽頭だけ診察してBスポット治療のみしているが、めまいが改善しない。貴院ではどのようにBスポット治療をしているのか?」という電話相談を複数回受けたことがありますが、めまいの領域においては、上咽頭炎の検査とその治療は、他の検査と治療をしても治らない時に自律神経失調症を疑った場合のみに施行するものだと考えております。
当方を受診するめまい患者はメニエール病、良性発作性頭位めまい症(BPPV)などの通院可能なレベルの「耳が原因の患者さん」が多く、特に開業してからは入院を要する前庭神経炎などの数日止まらないめまいは激減しています。
それでも止まらないめまいの場合には、宮崎病院やあわら病院に入院をお願いして、往診に行くこともあります。福井の大病院に紹介入院してもらうこともあります。いざという時は周辺の病院を巻き込んでの治療になる確率の高い疾患です。
まつもと耳鼻咽喉科クリニック 柗本院長監修「めまい治療専門サイト」
めまいの原因・検査方法・治療法について、より詳しくお知りになりたい方は、めまい治療専門サイト「めまい.net」をご覧ください。
