鼻出血
症状
「鼻血」といわれる症状で、数分間たてば止まるものが一般的です。
鼻血は鼻の中の血管が何らかの原因により傷つき、鼻血となって出てきます。
特に子どもの鼻血はよくみられるケースであり、アレルギー性鼻炎により鼻を指で傷つけているケースや炎症で出血しやすくなっているケース、鼻の中に異物が入っていると膿性の鼻汁によって出血するケースが一般的です。成人に比べ、白血病などの大きな病気による出血はまれです。
対処法
①基本となっている病気を治療します。
一般的にはアレルギー性鼻炎、鼻かぜが多いです。
②軽傷の場合は鼻血の止め方を教えます。
ポイント
(1)小鼻(鼻の外側のふくらみ)を親指と人差し指で強くつかみ圧迫する
(NG:小鼻より上の目頭や、鼻骨(骨のある硬い部分)をつまむのは誤りです。
(2)椅子に腰を掛け、頭を軽く下げる
(NG:上を向いては血を飲み込む恐れがあります)
(3)5~10分安静にし、様子を見る
※上記3点でも止血されない場合はお近くの耳鼻科を受診されることをお勧めします。
③それでもとまらない場合は鼻血の場所を軽く焼くことで、止血をします。(鼻腔粘膜焼灼術)
注意していただきたいこと
鼻血がでた場合は下記の事を1週間程度守ってください。
①鼻内をいじったり、こすったりしない。
②過激な運動の禁止。
③熱いお風呂やプールなどの禁止。
④アルコールの禁止。
⑤血のめぐりがよくなって鼻血が出やすくなります。