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耳鳴り治療(TRT療法)

耳鳴り

耳鳴り

耳鳴りの種類

自覚的耳鳴り

※自分にだけ音が聞こえることが特徴的です。(他人には音が聞こえません)
他覚的耳鳴り
聴診器を当てると聞こえるようになります。
 
耳鳴りの治療法
 
(1)辛い症状を緩和させるための薬物療法
問診の上、原因となっている症状や疾患を判断した上で薬物療法を行います。
 
(2)耳鳴りの状態を気にしなくするTRT療法
耳鳴りを緩和させるTRT療法として、当院では専門的な方を招いて、治療を実施しております。
 
TRT療法は慢性の耳鳴りが気になる患者さんに対する治療法です。
耳鳴りに慣れるように訓練します。
 
まず、カウンセリングを行い、耳鳴りが起こるメカニズムや、なぜ耳鳴りを苦痛に感じるのか、といった知識を丁寧に説明します。次いで、耳鳴りと違った音を聞くことによって耳鳴りに慣れる音響療法を行います。
 
耳鳴りよりやや小さい雑音を聞くことで耳鳴りに気がとられなくなる場合があるのです。
当初は、この機能を持った器械が使われていました。
しかし、十分ではありませんでした。
 
一方、耳鳴りは、難聴のある場合、脳が聞こえる能力を高めようと頑張る結果、普段では聞こえない、かすかな耳鳴りも自覚してしまい、耳鳴りに神経が集中して強く意識してしまう結果、異常に大きな音として聞こえてしまうことがわかってきました。
 
補聴器を使って聴力を良くすると耳鳴りが改善するケースがでてきたのです。
 
そこで、難聴のある方には、雑音と補聴器の組み合わせ、すなわち、雑音を発生する補聴器が施行されてきましたが、雑音を嫌がる患者さんも多かったのです。
 
今回、木の枝の葉のつながりのように同じ曲調でありながら決して同じ音を繰り返さない音楽が耳鳴りの治療に有効であると証明されました。そのオルゴールのような音楽をワイデックス社が開発し、雑音と併用で、あるいは雑音の代わりに使用されることで、より多くの人に、より多くの効果を得るようになりました。この音楽は、長時間聴いていても飽きない、刺激的でなく聴き流せるといったリラックス効果をもたらします。
 
サウンドジェネレーターは、
耳鳴りと異なる音源を用いて耳鳴りが気にならないようにすることを目的とした医療機器です。
1.耳鳴りを気にならなくさせる雑音
2.解放感や鎮静効果をもたらす特殊な音楽(5種類)
3.脳に届く音の不足を補う補聴器
のうちの1つから3つを組み合わせて効果を出します。
 
耳鳴り治療器(サウンドジェネレーター)の使用効果
個人差はありますが、概ね次のような経過をたどります
■1ヶ月:耳鳴り治療器の使用で耳鳴りが楽になった。
■6ヶ月:耳鳴り治療器に慣れてきた。
■12ケ月:耳鳴りを意識することが減った。
■18ヶ月:耳鳴り治療器の使用を忘れることがある。
■24ヵ月:耳鳴り治療器を使用したほうが楽である、
      または、不要になることがある(難聴がある場合は補聴器としてのみ使用)。
 
耳鳴りを消してしまう治療法ではありませんが、カウンセリングとサウンドジェネレーターの療法を施すことにより、耳鳴りの患者さんの6~8割の方が耳鳴りを意識しなくなります。
 

無料貸し出しの期間を従来の機器の1~2週間に比し、2か月と長めにとっております。この間、不要と思えば費用はかかりませんので、その点もお悩みの患者様の方にとっては良いかと考え、ワイデックス社におけるTRT療法を当院では行っております。
 
是非耳鳴りでお悩みの方はお気軽にご相談ください。
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